歩兵には歩兵と戦闘工兵がいる点では変わらない。 しかし、歩兵の値段が1000のままなのに対して 戦闘工兵は2000から3000に上がっており、 かなり割高な印象を受ける。
戦闘工兵は攻撃にミサイルを使う場面が減って弾切れを起こしにくくなった。 一方で航空機をミサイル攻撃して比較的大きなダメージを 与えるといった使い方ができなくなった。
FCWでは戦車A・戦車Bだったのが、SFCWでは重戦車・中戦車・軽戦車に変更された。 上級の戦車に対してはまったく歯が立たないのはSFCWでも同じだが、 問題は移動力である。 FCWでは戦車Aが移動力6,戦車Bが移動力5となっていたため、 戦車Aは強力な上に機動力もあり、戦車Bよりも絶対的に優れた存在だった。
しかし、SFCWでは事情は異なる。 軽戦車の移動力が6なのに対して、中戦車は5,重戦車は4と、 強力な戦車ほど移動力が遅くなっているのである。 特に重戦車の移動力のなさは、 「作ってから前線にたどりつくまでに時間がかかり過ぎて間に合わない」 をはじめとして「敵に逃げられる」・「間接攻撃兵器の懐に飛び込めない」 といった様々な問題を引き起こしている。 また、価格も問題で、重戦車は軽戦車の3倍・中戦車の1.5倍の値段である。
以上のような理由からSFCWのBest Choiceは重戦車ではなく中戦車であり、 重戦車には重戦車をぶつけるのではなく、間接攻撃や 爆撃などの手段で対抗すべきである。 といっても、あくまで自分個人の意見に過ぎないわけですが...。
FCWでは自走砲Aと自走砲Bが存在していたが、 SFCWではそれぞれロケット砲と自走砲になっている。 FCWでは攻撃力や射程などの関係で自走砲AがBest Choiceであった。 SFCWでもロケット砲がBest Choiceであることに変わりはないのだが、 ここにも移動の問題がある。 ロケット砲はタイヤユニット扱いなのである。 平地での移動能力が半分に落ちるのは前線に届くまでの辛抱だとしても (前線についてしまえば間接攻撃兵器の性質上、移動の必要はなくなる。)、 森林に入れないのはどうしようもない。
森林に隔てられている場合はもちろんのこと、 山越しに攻撃しようとした場合などでも、 森林が邪魔して十分に近づくことができず有効な攻撃範囲が ほとんどなくなってしまうことがある。
FCWでは装甲輸送車には歩兵の輸送以外にも、 高い対歩兵攻撃力を生かして歩兵や戦闘工兵を掃討するといったことができた。 SFCWでも、兵員輸送車には同様の能力が備わっている。 しかし、偵察車にも同様の対歩兵攻撃力がある上に安価である。 ただし、タイヤユニットである。
対歩兵兵器としてのみ使い、かつ資金的に余裕があるのなら、 キャタピラユニットである軽戦車の方がおすすめである。 (戦車が買えれば苦労はしないという話もありますが...。)
FCWでは高射砲・対空ミサイルがありました。 SFCWでは対空戦車・対空自走砲・対空ミサイルとなっています。 対空戦車は対空攻撃力以外に対地攻撃能力も持っており、 対歩兵兵器としても利用できます。 しかし、FCWのときよりも割高で、 FCWの高射砲は爆撃機と対等にやりあえましたが、 SFCWの対空戦車は爆撃機と戦うと負けてしまいます。 空軍対策としては戦闘機の方がおすすめです。
SFCWでの対空ミサイルはロケット砲と同じく タイヤユニットとしての問題を抱えています。 敵が射程距離内に入ってくるのを待つしかないわけですが、 射程距離内に入ればほぼ完璧に撃墜できます。
対空自走砲は射程距離が短いので使い物にならないと思います。 なにしろ、敵がわざわざ狭い射程範囲内で止まらなければならないのですから。
FCWでは輸送ヘリのみだったが、SFCWでは戦闘ヘリと輸送ヘリに 完全に機能が分離された。 戦闘ヘリは攻撃力が上がった一方で、輸送ヘリは攻撃できなくなったため、 歩兵にすら撃墜されるといった目にあっている。
FCWでは戦闘機はA,Bとあったが、SFCWでは戦闘機のみになり、 かわりに攻撃機ができた。
移動力は戦闘機が9,攻撃機が8,爆撃機が7とFCWよりも1小さくなっている。
爆撃機は対地攻撃力がFCWより格段に強化されていて、 地形効果さえなければどんな地上兵器にでも壊滅的打撃を与えることができる。 また、対空戦車以外の地上兵器は対航空機直接攻撃力を持たなくなったので、 反撃を受けることがまったくなくなった。
このことにより、戦闘機を作って制空権を確保したら 爆撃機を大量生産して地上ユニットをことごとく破壊するという 戦略が可能となった。
戦闘機も対空攻撃力が強化されていて、空を飛んでいるものなら 何にでも壊滅的打撃を与えることができる。
攻撃機は対地攻撃力は爆撃機にはかなわないものの、対艦攻撃力では 爆撃機を上回っており、対空攻撃力では戦闘機以外なら 壊滅的打撃を与えることができる。 しかし、戦闘機が相手だと戦闘機にある程度のダメージは与えられるが、 攻撃機の方が壊滅してしまう。 使いみちとしては、対艦攻撃が主目的となると思う。
FCWでは海軍は戦艦と揚陸艦だけだったが、SFCWでは一気に 戦艦・護衛艦・輸送艦・潜水艦と4種類に増えた。
FCWでは艦船は移動しなければ燃料を消費しないようになっていたと思うが、 SFCWでは移動しなくても1日に1ずつ燃料を消費していく。
戦艦: 実は戦艦自身に重大な変更が加えられている。 射程距離がFCWでは3-5だったのがSFCWでは2-6になったのである。 これは死角が減り、また攻撃範囲が広がったということである。
もうひとつある。弱いながらも直接攻撃の能力を得た事である。 FCWでは間接攻撃ユニットは直接攻撃能力を持たなかったため、 どんなに弱いユニットから直接攻撃を受けても反撃できなかった。 SFCWでは直接攻撃に対してある程度反撃できるようになった。 航空機に対しては反撃できないがヘリ等になら反撃できる。
しかし、戦艦にとって大きく変わったのは戦艦自身よりも 戦艦をとりまく環境なのではないかと思う。 FCWでは戦艦に致命的なダメージを与えられるのは 爆撃機か同じ戦艦だけだった。戦艦は間接攻撃兵器なので、 自ら相手の戦艦の射程距離内に突っ込まない限り、気をつける必要が あるのは爆撃機だけだった。 SFCWにおいて、戦艦の最大の脅威は攻撃機でも戦艦でもなく潜水艦なのである。 ひとたび潜水艦に攻撃されれば、戦艦は反撃することなく壊滅する。
陸軍と海軍しかない「ツキノワジマ」では、 FCWでは恐いものなしの存在だった戦艦も、 SFCWでは潜水艦の脅威におびえなければならなくなった。
護衛艦: 潜水艦に壊滅的打撃を与えるが、自身も深手を負う。 それ以外ではヘリに対してしか攻撃できない。 味方のヘリに対して燃料補給できるが、補給車のように隣接している だけではだめで、搭載しないといけない。
潜水艦: 移動力のなさが欠点だが戦艦や輸送艦に対しては壊滅的打撃を与える。 また、潜水艦と護衛艦以外からは全く攻撃をうけないので、 これらを撃滅した上で敵の港に突っ込んでおけば 敵は艦船を作ることができなくなる。
輸送艦: 輸送ヘリと同じく完全に攻撃力を失った。 ただ、FCWの時と比べて立場にそれほど変化はないような気がする。
中立の研究所を占領した時にのみ手に入る。 占領に使った歩兵はいなくなってしまうので、その歩兵で他の施設を 占領するつもりなら研究所の占領は後回しにする必要がある。 (そうして敵に研究所をとられたらもともこもないが。)
全滅したら作り直すことはできないので、 全滅は回避するようにしたいところである。
特長としては移動力が6で軽戦車なみの素早さを誇るが、 戦闘能力に関しては重戦車より少し優れている程度。
他の地上兵器と同じく爆撃には弱いので、 空軍が使える場合は敵にとられても恐れる必要はない。
一度に1部隊までしか持つことができないが、全滅したらまた作ることができる。 間接攻撃力は高く、比較的丈夫。ただし、他の地上兵器同様爆撃には弱い。
輸送部隊として使うこともできるが、駅でしか乗り降りができないので、 駅の場所がよくない場合は役にたたない。
単線なので敵の列車砲とすれちがうことはできないし、 相手のユニットが線路上にあるとそこから先へは進めない。
敵の首都周辺の駅に列車砲があると厄介で、 こちらの地上部隊がなかなか敵の首都に近づくことができない。 戦車でさえ移動力が6なければ移動中に破壊されてしまう。 移動力が6あったとしても間に森や敵などがなかった場合の話である。 また線路は車両部隊にとっては移動しにくく、 線路をつたって地上部隊を懐に飛び込ませて破壊するのは不可能。