イエローコメット軍戦略メモ


ニュー2Pマップは研究所と新型戦車・列車砲が出てくる点で新しい。 広いマップが多いことに加えて、

  • マップをできるだけ広く使おうと迷路のような直進できない地形にしたりしている。
  • コンピューターが相手の場合、 将軍の組み合わせによってはハンデとして敵の1日目に余計に軍事費が入る。
    以上のような理由からFCWのマップより難易度が高くなっている。


    1. コツブジマ
    2. ピーノシマ
    3. グーチョキミサキ
    4. メガネオオハシ
    5. ヒキョウノモリ
    6. マウンテンリバー
    7. パックンランド
    8. アシナガジマ
    9. チエノワジマ
    10. タナバタジマ
    11. コブシカイキョウ
    12. ハマキサンミャク
    13. バラバラショトウ
    14. ネコノラクエン
    15. クネクネジマ
    16. ファイナルウォー

    1. コツブジマ
    2. まず、1日目に偵察車を作って、敵が真ん中の研究所へ進む道を塞いでしまう。 コンピューターが相手の場合は多分これで研究所を確保できる。 仮に確保できなくても敵が占領するのを妨害できるので、 奪回する機会はあるはず。

      次に優先して確保するべきなのは右下の都市の集まり。 最終的には敵の首都を上と右から包囲する。

    3. ピーノシマ
    4. 右上の研究所を確保するのは敵が全力を尽くしてきた場合は不可能だが、 コンピューターが相手の場合はそうでもない。
      1日目に軽戦車を作り、右上の研究所へ向かわせる。
      2日目以降は歩兵を送り込む。
      こちらの歩兵が研究所に入っていて敵の歩兵が隣接していた場合には コンピューターが相手だと攻撃してこず、占領できてしまう場合がある。

      右上の研究所を敵に取られてしまうと、右上の森から新型戦車が攻めてくるのを 阻止せねばならないのでかなり苦しくなる。 逆に右上の研究所をとることができれば、 研究所に入った新型戦車は敵を食い止めてくれる。 自走砲や歩兵の援護があればより確実。

      左下の研究所は要塞もあるので突破されることはまずないだろう。 歩兵を兵員輸送車に乗せて送り込む。

    5. グーチョキミサキ
    6. かにのつめのような形をしたマップ。 研究所までの道が森によってふさがっているイエローコメット軍が不利に見えるが、 詰めの段階ではおそらくイエローコメット軍の方が楽だろうと思う。

      まず輸送ヘリでもしくは輸送船で研究所を確保。 研究所のそばの港が上陸ポイントとなる。

      兵員輸送車で自軍の陣地の都市に歩兵を送る。

      潜水艦で敵の港を塞いでしまう。

      戦闘機で制空権を確保したら爆撃機を作る。

      左の岬にある港が敵首都攻略時の上陸ポイント。 首都を上と右から挾み撃ちにする。

    7. メガネオオハシ
    8. おそらく眼鏡を上から見たところをイメージしたのではないかと思う。 線路の部分がレンズなのではないだろうか。 それはいいとしても、 真ん中の2つの島は離れているように見えるが、浅瀬を通じてつながっている。 キャタピラユニットならまったく移動を妨げられることなく行き来できる。 また海は線路と橋によって囲まれているので艦船はその中しか移動できない。

      右上の研究所は当然として、真ん中の駅と左の橋を真っ先に押さえたい。 真ん中の駅を押さえないと敵の列車砲から戦力が投入されるので厄介なことになる。 駅もしくは敵側の線路に歩兵を置いておくだけでもいいのでぜひ押さえておきたい。 左の橋は封鎖されると突破に時間がかかるので出口を確保できることが望ましい。 真ん中の駅は線路づたいに歩兵で、左の橋は兵員輸送車を差し向けて 押さえればいいと思う。

      次に潜水艦を敵の港に入れる。 成功すれば敵の海軍を完全に封じることができるので、 戦艦や輸送船を敵の首都に安心して近づけることができる。

      中央の島2つを確保できたら左の橋から敵陣に侵入する。 敵の首都からやってくる敵ユニットを食い止めつつ下にある都市を占領する。

      さて、最後に首都を攻略するのみとなるのだが、 このときに最大の障害となるのが敵の列車砲。 その長い射程のため首都に侵入するどころか近寄ることすらままならない。 ここでものをいうのが移動力6を誇る新型戦車。 まず、戦車を列車砲の射程範囲ぎりぎりまで近づけておいて、 その次のターンで間にある敵を一気に破壊して新型戦車に列車砲を攻撃させる。 こうすれば被害を最小限に押さえて首都に侵入することができる。 同時に敵の港に輸送船から重戦車を降ろすとさらに効果的である。

    9. ヒキョウノモリ
    10. 川のため敵陣までたどりつくにはかなりの遠回りをしなければならないマップ。 戦車を送り込むには時間がかかり過ぎるので爆撃主体になる。 途中に森があるため、タイヤユニットは敵陣に行くことさえできない。

      まず真ん中にある研究所を何としてでも押さえる。 戦車を作っても戦場に着くまでに非常に時間がかかるので、 新型戦車はそれまでの貴重な戦力となる。

      左上の都市には歩兵を兵員輸送車に乗せて送り込む。 兵員輸送車は歩兵を降ろした後、侵入してくる敵の歩兵を撃退するのにも使える。

      戦闘機を作って制空権を確保したら爆撃機を作って右下の領域から敵を追い払う。 なおマップ中央の空港は爆撃機や輸送ヘリの補給拠点として重要なので 優先的に押さえる。

      軽戦車を早めに作って送り込む。対空戦車と歩兵を主に攻撃させる。

      ロケット砲を敵の首都ぎりぎりまで近づければ 敵の首都や工場を射程内に収めることができるが、 相当早めに作らないと間に合わないだろう。

    11. マウンテンリバー
    12. おそらく全マップ中最も凶悪な、時間のかかるマップ。 一見、曲がりくねった一本の川を下っていくマップのように見えるが 実はそうではない。 歩兵なら山・川・浅瀬を越えることができるのだ。 つまりこのマップは歩兵を一歩づつゆっくり前進させてゆくマップなのである。

      まず最初に歩兵を大量に生産する。 1日目に兵員輸送車を1部隊生産する。 浅瀬の移動に必要な移動力は歩兵が2なのに対して兵員輸送車は1だからだ。 また、歩兵を山に降ろすこともできる。 このことにより、右下の研究所にたどりつくのが1-2日早くなる。 これにより、右下の都市群(及び港)を確保できるかどうかが決まり、 後の戦局を大きく左右する。

      このマップでは敵の主力も歩兵になるため、 戦闘工兵は金銭的にも移動力の面からも効率がよくないのでおすすめできない。 使うとしたら左上の新型戦車を敵にとられた時に輸送艦から 降ろして新型戦車にぶつけるぐらい。

      左上の研究所は一見近そうに見えるが、実は敵の方が近い。

      右下の研究所を占領すると新型戦車が手に入る。 敵の歩兵を追い払うだけでなく、通り抜けていく艦船を攻撃することもできるので、 是非手に入れたい。

      資金的に余裕ができたらまず潜水艦を作る。 移動力が4のため前線に着くまでにとても時間がかかるからだ。 同様の理由により、戦艦・輸送艦は護衛艦より先に作る。 なおどの艦船ユニットも首都にある港から右下の港まで (寄り道せずに行けば)無寄港で着くことができる。

      海軍は川が一本道なので基本的にはすれちがうことはできない。 また、戦艦以外は歩兵や戦闘工兵を攻撃することができない。 逆に、歩兵や戦闘工兵は艦船を攻撃することはできない。 歩兵を敵の艦船が川を遡るのを防ぐのに使うことができる。 また、退路を塞いで敵の船が逃げられないようにすることもできる。

      歩兵も艦船も前線にたどりつくまでに時間がかかるので、

      ことが必要である。

      最後は戦艦でおしていくことになる。

    13. パックンランド
    14. 初期の資金力の差からイエローコメット軍の方が有利。

      まず輸送ヘリで研究所を目指す。 研究所を占領すると歩兵が新型戦車に化けてしまうので、歩兵は2部隊必要である。

      輸送艦を2部隊作る。1つは左に上陸するのに用い、 もう1つは上に部隊を降ろした後、新型戦車を輸送するのに用いる。

      中央付近にある空港を含む都市群を確保できれば 勝てるはずである。

    15. アシナガジマ
    16. シチリアこそないもののイタリアそっくりのマップ。 ギリシア対ローマといったところだろうか。

      1日目に歩兵を6部隊作る。そのうち4部隊は都市の占領に使い、 残りの2部隊は3日目に作る列車砲に載せる。 5日目に潜水艦を作り敵の港を塞ぐのに用いる。

      中立の駅が2つあるが、敵側の駅を敵の列車砲がどいたすきを みて自軍の列車砲で塞いでしまう。 積んでいる歩兵は停車駅で1部隊ずつ降ろせばよい。

      3日目に作った列車砲をまっすぐ向かわせれば、 敵は1回部隊を降ろしたところぐらいのはずである。 まだ来ていないかもしれない。 1回目に降ろす部隊は歩兵などであることが多いので、 列車砲を脅かす事はない。

      こうすると敵は列車砲で部隊を運ぶことができなくなり、 移動しにくい線路の上を動くか、回り道をしてくるかするしかなくなる。 線路づたいにきてもたどりつく前に列車砲で破壊できる。

      こちらも列車で援軍を送れなくなるが、 線路の上をいかなければならない距離はそれほどでもないので、 中戦車などを送り込もう。

      列車砲のあたりで戦線を維持するめどがたったら、 今度は戦艦を敵の首都へ差し向ける。 潜水艦を敵の港に入れて海軍を封じてあるはずなので 敵の潜水艦などは気にしなくてもよい。 ただ、敵の首都にある列車砲の射程に入らないようにすることと、 敵の地上部隊の攻撃を避けるため、岸につけないよう注意する必要がある。 戦車は浅瀬にも移動できるということを忘れやすいので気を付けること。

      あとは輸送艦で敵の首都に戦車や歩兵を送り込み、 敵の列車砲を破壊・敵の首都を占領する。

    17. チエノワジマ
    18. 単純な地形なので歩兵の輸送は兵員輸送車で十分。

      1日目に歩兵と兵員輸送車の組を2つ作る。 そして、両方を中央上部にある都市群に差し向ける。 兵員輸送車は1台は自軍の歩兵を降ろした後、敵の歩兵を追い払うのに使う。

      爆撃機をできるだけ早く作って橋を押さえる。

      グリーンアース軍の港は一つしかないので潜水艦を作って敵の港を塞ぐ。

      あとはふつうにやれば勝てるはず。

    19. タナバタジマ
    20. 両軍の島が海によって隔てられているのに海軍が使えない オニギリジマのようなマップ。

      このマップでは地上部隊の生産ができるのは工場2つと首都の合計3つだけ。 つまり比較的簡単に塞いでしまうことができる。 塞ぐ時は2つある空港から塞いだ方がよい。

      1日目に歩兵2部隊と戦闘ヘリ1部隊を作る。 敵の輸送ヘリが中央の島に歩兵を降ろす前に撃ち墜とすためだ。 輸送ヘリは歩兵を乗せるのに1日かかるので、 後攻のイエローコメット軍でも間に合うはずである。

      2日目に輸送ヘリを作って歩兵を乗せる。 歩兵は中央の2つの島に降ろす。

      あとは戦闘機を作る。歩兵と輸送ヘリの組も合間をぬって作る。 中央の島を確保するめどがついたら生産を歩兵から戦闘工兵に切り替える。

      しばらくは制空権の奪い合いとなる。 戦闘機の壊しあいになるが、 中央の2つの島を押さえていれば資金面で有利になるのでいずれは勝てる。 敵の対空ミサイルの射程に入らないように。 攻撃機は作らず、敵の歩兵が侵入してきたら島にいる歩兵で対処する。

      戦闘機の保有数で優位にたてたら早めに爆撃機をつくる。 敵は毎ターン戦闘機を作ることができるわけではないので、 敵が作ってくる戦闘機を片っ端から壊していけば戦闘機がいないターンが 出てくるはずである。そのときに爆撃機で敵の本土を攻撃する。

      敵の本土への攻撃だが、敵が狭い島に対空兵器を密集させると厄介なので、 出来る限り早めに始められるようにした方がよい。 戦闘工兵を上陸させて対空戦車にぶつける。 敵の空港を航空機でふさぐ。 空港を塞ぐことができれば戦闘機製造をやめて爆撃機作りに専念できる。 対空ミサイルは爆撃で壊す。工場もできれば航空機で塞ぐ。

      最後は首都占領といきたいところ。

    21. コブシカイキョウ
    22. 鉄道があり、島の広い分グリーンアース軍有利にみえるが、 初期の資金力の差のためイエローコメット軍の方が断然有利なマップ。

      1日目に中戦車と軽戦車を作って2日目に作る輸送艦に載せる。 輸送艦が2部隊あれば、自軍の島の浅瀬と敵軍の島の浅瀬との間を ピストン輸送できるはずである。 戦車で前線を確保して後から歩兵を送り込んで占領していく。 新型戦車は特に戦場に自軍の戦車が少ない序盤には貴重な戦力となるので、 研究所は優先的に確保する。

      自軍の島の都市の占領も忘れずに。 余裕があれば兵員輸送車で送り込んでもよい。

      敵の列車砲が増援部隊を運んでくると厄介なので、それだけは阻止する。 真ん中の駅を押さえたり、列車砲を攻撃したり。

      研究所は何としてでも敵に渡さない。 たとえ列車砲の射程に入ってでも阻止する。 いったん戦車が列車砲の射程に入ってしまったら、 他の戦車も射程内に入れて次のターンで一気に列車砲をたたく。

      敵の首都への陸路は線路以外にも道路が走っているので、 首都の駅にくぎづけになっている列車砲の射程をくぐり抜けて 接近するのはそれほど困難なことではない。

      戦車を輸送艦に載せて敵の港から降ろしてとどめをさす。

    23. ハマキサンミャク
    24. コブシカイキョウとは逆にイエローコメット軍にだけ鉄道があるマップ。

      列車砲は長距離を地上部隊2部隊を運ぶことができ、優れた輸送手段である。 しかし、価格が30000と高価であり、また1部隊しか生産できないことから、 歩兵を輸送するには輸送ヘリを用いるべきである。 従って、1日目と2日目で歩兵と輸送ヘリの組を3つ作る。

      歩兵を乗せた輸送ヘリのうち1部隊は 左上の都市群にある研究所を占領するために使う。 研究所を確保できれば、敵の歩兵が左上の都市群を占領していても全滅させて、 その後で輸送ヘリでもう1部隊歩兵を運んできて占領させることができる。

      次に爆撃機を作る。右下の都市群に差し向け、やってくる敵を追い払う。

      計算すれば資金的にある程度余裕があるはずなので、 歩兵を作って右へと向かわせる。

      列車砲を作り、中戦車以上の戦車を2台載せる。

      右下の領域では最初は劣勢かもしれないが、 道が幅1であるため爆撃機で戦車の進路を塞いだりできるので何とかなると思う。

      あとは、爆撃機を作るのと列車砲で戦車を送り込むのを繰り返し、 合間をぬって輸送ヘリで歩兵を運べば勝てるはずである。

    25. バラバラショトウ
    26. 陸軍と海軍だけのマップ。戦闘は海軍が主体になると思われる。 初期に資金面でまさっているイエローコメット軍が有利。

      最初の3日間で歩兵2部隊が乗っている輸送船を2つ作る。 1隻目は左上の島を2隻目は右下の島を目指す。

      敵の輸送艦がやってきそうにない場合は研究所の占領は後回しにする。

      敵が潜水艦を作ってきたら護衛艦を作って対処する。

      中央のグリーンアース軍よりにある島はとりにくいので、 前述の島の一方を後回しにするか、戦艦を作れるようになってから とるほうがよい。

      あとは戦艦を作って制海権をとる。

      戦艦をつくる合間をぬって潜水艦を2部隊作って敵の港を塞ぐ。

      最後は戦艦で援護射撃しながら敵の本土に上陸。

    27. ネコノラクエン
    28. 陸軍と海軍だけのマップ。 バラバラショトウと同様、 初期に資金面でまさっているイエローコメット軍が有利。

      輸送艦2部隊に歩兵を2部隊づつ乗せて右下の島を確保させる。 研究所を占領させるのは敵が上陸する気配がしてからで構わない。

      ねこの額に当たる部分に研究所が2つある。 歩兵を差し向けて確保する。 得た新型戦車は島右上の浅瀬から侵入してくる敵の排除に使う。 研究所を占領した歩兵は新型戦車に変わってしまうため、 歩兵が2部隊必要であることに注意。 中立都市の占領のためにはさらに歩兵が必要である。

      戦車を生産し、陸路で右へと向かわせる。 先ほど歩兵の輸送に用いた輸送艦に載せる。

      潜水艦を2部隊作って敵の港を塞ぎに向かわせる。

      敵が潜水艦を作れそうになったら護衛艦を作って差し向ける。

      戦艦を作って敵の本土近くから攻撃する。

      さらに、戦車などを輸送艦に載せて差し向ける。

      最後は陸路で自軍本土右上の浅瀬まで移動させた戦車を、 輸送艦で敵軍本土左側の浅瀬にピストン輸送する。

    29. クネクネジマ
    30. バラバラショトウやネコノラクエンと同様、 初期に資金面でまさっているイエローコメット軍が有利。

      まず列車砲に歩兵と軽戦車を載せてグリーンアース軍側の中立の駅に送り込む。 資金力で勝っているので先につくはずである。 真ん中の島に渡るには歩兵でも川を渡らねばならないし、 車両ユニットに至っては移動しにくい線路の上を通らねばならない。 従って、軽戦車を駅に配置しておくだけで、十分敵の侵入を阻止できる。

      列車砲は引き返して重戦車などを前線に送り込むのに使う。 一方で毎日歩兵を2-3部隊づつ生産して徒歩で前線に送り込む。 さらに資金的に余裕があれば中戦車を生産して、 線路を渡って前線に向かわせる。

      さて、こうすれば駅より手前はすべてイエローコメット軍の ものとなっていることと思うが、ここからが問題である。 敵の陣地に侵入するには、線路の上を通って車両ユニットが進撃する 必要があるのである。 しかし、対岸にはロケット砲が多数配置されていることが多いので、 どんなに多数で進撃しても移動中に破壊されてしまう。

      安全に川を渡る方法はないのだろうか。 敵は都市を占領しようとする歩兵を最優先で攻撃してくる傾向があるので、 歩兵で敵ロケット砲の射程内の都市を占領しようとするのもひとつの方法である。 しかし、これでは確実とはいえない。

      もう一つの方法として、ロケット砲よりも射程の長い列車砲で対抗するという手がある。 つまり、列車砲をロケット砲の射程ぎりぎりまで近づけ、 敵戦車の攻撃を受けないように歩兵で守らせるのである。 (歩兵が犠牲になるのは覚悟の上である。) 次のターンでロケット砲を攻撃して破壊すれば、最小限の被害で前に進むことができる。

      さて、そのようにして敵陣まで侵入できたら今度は別の問題が発生する。 首都周辺の駅にある敵の列車砲である。 しかし駅からでは、島の入り口の線路までは射程に入らないので、 容易にかいくぐることができる。

      こうして首都を包囲したら、一気に攻め込んで敵の列車砲を破壊する。 あいた駅にこちらの列車砲で、戦車を送り込んでもよい。

    31. ファイナルウォー
    32. 設計者の悪意すら感じられるマップ。 とてつもなく広いマップに加えて、最初から配置されている部隊数の多さ。 すでに都市の大半が敵の手に渡っている。 自軍の初期の収入が1日9000と少ないのが何よりもこたえる。

      あらかじめ配置されているものとしては 戦闘機1部隊・爆撃機2部隊に加えて、偵察車・中戦車・重戦車・ロケット砲、 さらには対空ミサイルまで、これでもかというほどそろっている。

      最初しばらくは歩兵を大量生産する。 すべてやられてしまうが、自軍首都周辺への敵の侵入を食い止めることができる。 爆撃機と戦闘機は燃料が少なくなると燃料補給に去っていゆく。 (しかし結局は墜落してしまう。)

      戦闘機が去っていくタイミングを見計らって爆撃機を生産する。 対空ミサイルにさえ注意すれば一騎当千の存在となるはずである。

      敵は序盤から戦闘機などを作ってくる。 しかし、マップが極端に広いため、(特に序盤は)着くと直ぐに 燃料が足りなくなって引き返してゆくので、それほど脅威にはならない。 だが、燃料切れで墜落することはあまり期待できないので、 結局はこちらも戦闘機を作って対抗するしかない。 対空兵器を作る手もなくはないが、 敵の航空機がこちらの攻撃範囲に入ってくるのを待たなくてはならないので 確実性が低く、資金的に苦しい序盤ではおすすめできない。 対空戦車で敵の戦闘機を攻撃すればこちらの戦闘機の消耗をある程度防ぐことはできる。

      首都の近くにある中立の空港は何としても敵に渡してはならない。 敵が前述のような燃料切れをおこさなくなるからである。

      さて、爆撃機が充実してきたら反撃開始。 進撃方向は3つある。

      まず最初に進撃するのは一つ目のルート。 初期配置されている敵を撃破してしまえば当分援軍はこないので 比較的容易に進撃できる。 爆撃機・軽戦車・歩兵ぐらいで制圧できるはずである。

      二つ目のルートには敵の主力が集結することが多いので、 苦戦が予想される。 対策としては敵の歩兵が都市に占領しに入ったところを 爆撃して数を1にしてしまい、占領を遅らせる。 そして占領が終わる直前にもう一度攻撃して全滅させる。 前述のようにここにある中立の空港は何としても敵に渡してはならない。 そうやって時間をかせぎ、こちらの戦力が充実してきたらいっきに攻め込む。

      三つ目のルートは敵にとっても盲点となりやすいので、 すきをついて歩兵と爆撃機(および護衛の戦闘機)を送り込めば、 比較的容易に占領することができる。

      敵はすぐに全部隊数は60までという制限にひっかかって部隊を作れないようになる。 (そのかわり軍事費はどんどんたまってゆく。) 生産する時は地上部隊の生産を優先し、 航空機は地上部隊を作ってもまだ部隊数に余裕があるときに作ってくるようである。 部隊数が60に達してからは 壊された部隊数だけ新たに生産するようになる。 戦闘機を生産されると厄介なので、1日に全滅させる敵ユニットの数には 気を付けた方がいいかもしれない。

      敵の軍事費は最初は増え続けるが、こちらが反撃に 転ずるにつれて、増加が止まり減少してゆくようになる。

      マップが広いので燃料切れになりやすい。 空港の確保は大事である。 地上ユニットでさえ、敵の首都に着く前に燃料切れを起こすので、 補給車を生産しておいた方がよい。

      戦闘機を作って制空権を確保しながら、爆撃を中心に敵を追い詰めていく。 列車砲も爆撃で破壊できるので何も問題はない。


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