「なぜこんなページがここに」という気もしますが、0と1だけの世界に疲れ切った人々、及び
この問題について一緒に議論したR.N.氏に捧げる。
そもそもの発端は自分が忙しさの極みにあったはずの2000年2月の終わりに以下のような問題を目にしたことにあります。
問題:1枚だけ重さの違うコインがあるとする.
(1) 全部でコインが4枚あるとして,天秤を2回使って重さの違うコインは見つけられるか.
(2)全部でコインが12枚あるとして,天秤を3回使って重さの違うコインは見つけられるか.
(3)一般化して全部でコインが(3n-1)/2枚(n>=2)あるとして,天秤をn回使って重さの違うコインは見つけられるか.
補足としては、各コインは区別がつき、天秤に載せたり、天秤からおろしたりするときに、他のコインと混ざってわからなくなったりしないということと、nは整数といったことくらいでしょうか。
この問題には(1)の解答はついていたのですが、(3)に関しては解答がついていませんでした。それから暇があるたびに考えていたのですが、2000年7月17日にようやく解答ができるに至りました。